第4部 ハーネス · 第9回 / 全20回
作る・確かめる・直すを、AIに回させる
第3世代、ハーネスです。耳慣れない名前ですが、することは単純です。AIに、自分で確かめさせます。
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ハーネスとは
もとは馬具(馬にかける引き具)のことばです。AIが作る → 確かめる → 直すを自分で回せるように整えた作業環境を、こう呼びます。第2世代までは「AIに何を知らせるか」でしたが、ここからは「AIにどう確かめさせるか」に変わります。渡すものが、知識から仕組みに変わります。
回る流れ
作る → 自動で確かめる → 合格なら出す/不合格なら直してもう一度。ただし、回数の上限を決めます。「3回だめなら止まって報告」。上限がないと、直らないものを延々と直し続けます。
鍵は2つだけ
①確かめるのを自動にする(人が読まなくても合否が出る)②結果をAIが読める形で残す(どこがどう悪かったかが文字で残る)。「だめでした」としか残らないなら、AIは直しようがありません。
プログラムを書かない人にも作れる
記事なら、文字数が範囲に入っているか、使わないと決めたことばが入っていないか、見出しの数、引用元のリンクの有無。これらは人が読まなくても判定できます。合否が機械で出るなら、それはもうハーネスです。
万能ではない
測れるものしか測れません。面白さや信頼できるかは、人の担当のままです。全部を機械に任せた気になると、品質は静かに落ちていきます。
ハーネスということばは、2026年に入ってAI開発の現場で広く使われるようになりました。AIに作業を任せる道具(Claude Code など)そのものも、ハーネスの一種と説明されることがあります。
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